文献案内、学会報告、関連書籍


文献案内

書籍情報(2011年5月)(森田安一)
日本におけるスイス宗教改革史研究−文献抄−(2002年6月)(森田安一)
スイス中世史関連日本語文献(1999年6月)(森田安一)


学会参加記

2006年度 スイス社会経済史学会参加記 (岩井隆夫)
2005年度 スイス社会経済史学会参加記 (岩井隆夫)
2004年度 スイス社会経済史学会参加記 (岩井隆夫)
2003年度 スイス社会経済史学会/農民戦争350周年記念講演会参加記 (岩井隆夫)
2002年度 スイス社会経済史学会参加記 (岩井隆夫)
2001年度 スイス社会経済史学会参加記 (岩井隆夫)


スイス関連書籍

森田 安一・踊 共二編

『ヨーロッパ読本 スイス』 河出書房新社 2007年11月。

*本著には、編者の森田安一氏および踊共二氏の他、岡村民夫氏と穐山洋子氏も執筆者に加わっております。

踊共二

『改宗と亡命の社会史−近世スイスにおける国家・共同体・個人』

創文社 2003年12月刊

本体6000円+税 ISBN4-423-46054-8

内容紹介

近世社会は,古くは絶対主義の時代と呼ばれ,近年においては「宗派化」「社会的規律化」の時代と把握されている。この時代の教会は,国家権力と手を携えて臣民(信徒)の内面と日常生活を徹底的に「宗派化」し,また「規律」への服従を教え込んだというのである。一方,都市・農村の「共同体原理」を重視する歴史家は,市民・農民は受動的な臣民ではなく,共同体の維持と繁栄のために「宗派化」と「規律化」を下から担っていたと説く。いずれにしても近年の西欧近世史は「国家」と「共同体」を軸に展開されている。

しかし実際には,諸宗派の混在を克服できない地域が随所にあり,こうした状態のなかでは「社会的規律化」も至難の業であった。近世人にとって宗派の境界は絶対的なものではなく,異宗派の土地に移り,改宗を行う無数の人々が存在したのである。本書は16世紀から18世紀初頭までのスイスとその周辺地域に焦点を当て,改宗と亡命という現象に注目しながら「個人」の覚醒と自立化の過程を浮き彫りにし,図式的に捉えられてきた西欧近世史像に再考を迫る。(カバー裏表紙より)

目次

序論 近世史研究の動向と問題の所在−諸宗派の歴史的役割をめぐって

第1章 近世スイスの宗派事情

第2章 聖職者の改宗と亡命

第3章 信徒の改宗と亡命

第4章 女性および未成年者の改宗と亡命

第5章 国家・共同体・個人

結論


森田安一

『スイス 中世都市の旅』

山川出版社 『世界歴史の旅』シリーズ 2003年11月刊

本体2500円 ISBN4-634-63320-5

★著者撮影を含む多くの美しい写真と丁寧な解説文で、スイス都市の魅力を余すところ無くガイドしています。

氷河を頂いたアルプスの山々、緑に覆われた牧草地、青い空と白い雲を映す湖。それだけがスイスではない。ヨーロッパの十字路として古くから都市が成立したスイスは、歴史的に見ても自治の精神に育まれた都市の国である。第二次大戦の戦禍をのがれた中世以来の美しい街並みを歩きながら、都市の歴史にも思いを馳せよう。(カバーより)

目次

第I部 スイス中世都市の成り立ち

ケルト・ローマ時代/フランク時代/中世都市の誕生/封建領主による都市建設/中世都市の衰退/13邦同盟下のスイス/スイス革命とナポレオン/ウィーン体制下のスイス/近代国家スイスの誕生

第II部 スイスの中世都市を訪ねて

1. ライン川周辺の都市

チューリヒ シャフハウゼン シュタイン・アム・ライン ザンクト・ガレンの修道院の町

2. ツェーリンゲン家の建設都市

ラインフェルデン フリブール/フライブルク ベルン ムルテン/モラ ゾーロトゥルン ルツェルン

3. 北東スイスの都市・城・修道院

レンツブルクの城と町 ハプスブルク城 ケーニヒスフェルデン修道院 バーデン フラウエンフェルト

4. 西スイスの都市と修道院

ビール/ビエンヌ ポラントリュイ サン・テュルサンヌ ヌシャテル グランソンの城と町 イヴェルドン・レ・バン グリュエールの城と町 ロモーン シヨン城 ジュネーブ ローザンヌ シオン

5. 南東スイスの都市と修道院

クール ミュスタイア ベリンツォーナ ロカルノ

コラム

テル伝説/中世チューリヒの政治制度/チューリヒとカール大帝/都市バーゼルの誕生/ミュンスター正面入り口の「最後の審判」/スイス最古の教会 ロマンモティエ/パイェルヌ修道院/秘宝の郷 サン・モーリス修道院


黒澤隆文

『近代スイス経済の形成−地域主権と高ライン地域の産業革命』

京都大学学術出版会 2002年2月刊

本体5000円 ISBN4-87698-434-4

目次

序章 スイス−知られざる先進工業国

第1章 研究史と課題

第1節 産業革命
第2節 スイス社会経済史に関する研究史

第2章 産業革命の歴史的前提

第1節 国家・社会の構造と政治史的背景
第2節 チューリヒとグラールス
第3節 東スイスとフォルアルベルク
第4節 捺染業と改革派スイス商人
第5節 産業革命前夜のスイス東北部

第3章 19世紀スイスの綿工業−産業革命の基軸部門

第1節 19世紀の経済環境と綿工業の位置づけ
第2節 工場制生産の成立と普及
第3節 工場制確立期の生産・流通構造
第4節 確立期以降の発展過程

綿から機械へ−歴史的産業連関の1事例

第1節 綿の紡績
第2節 機械の製造

第5章 農村工業と世界市場−産業革命の後衛部門とその構造

第1節 1830年前後までの綿工業
第2節 東スイス織布業と輸出市場
第3節 東スイスとフォルアルベルクの刺繍業
第4節 農村工業と世界市場

第6章 高ライン地域の経済構造−国境をまたぐ経済圏

第1節 高ライン地域東部−東スイスとフォルアルベルク
第2節 高ライン地域西部−アルザス,バーデン,バーデン
第3節 高ライン地域の経済構造とスイス

第7章 スイスの自由貿易主義と統一関税圏の形成過程

第1節 国家連合の時代の関税制度と通商環境
第2節 連邦国家のもとでの統一関税制度

第8章 鉄道建設と交通政策

第1節 国家連合時代の鉄道
第2節 連邦国家と鉄道政策
第3節 連邦鉄道の創設へ

終章 高ライン地域の産業革命とスイス

第1節 「国民国家」の形成と経済空間
第2節 その後のスイスと高ライン地域


森田安一訳

『スイス小百科』

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